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かわら版74号を発行しました

遅れていましたかわら版74号ができました。

巻頭言は、「全国町並みゼミ大内・前沢大会を終えて」です。

会員のみなさんには送付します。

74号巻頭言

 

2017年1月21日

かわら版73号発行しました

会員のみなさまには発送しました。

あわせて秋はいろいろな行事があるので、ご案内を同封しています。

73号巻頭

2016年10月17日

大内・前沢宣言

第39回全国町並みゼミは、「町並みを次の世代へ~保存と暮らしの共存~」をテーマに、緑濃き、水清い美しい自然と茅葺き集落を守り、育ててきた福島県南会津の下郷町大内宿、南会津町前沢集落を中心に9月9日から11日まで開催された。大内宿は第9回大会以来30年ぶり、前沢集落は初めてのゼミ開催である。両地区と、南会津の中心である田島地区でも、歴史的な町並みの保存と生き生きとした暮らしの持続・発展をめざして、全国から集まった参加者と地元の人々、約400人が、現地見学や分科会等、熱い討議と経験交流を続けた。

 初日の全体会は、下郷町ふれあいセンターで開催された。開会行事のあと、篤志家の寄付をもとに今年度あらたに創設された「峰山冨美賞」の受賞式が行われた。小樽運河の保存運動の先頭に立ち、全国各地の様々な保存活動に大きな影響を与えてきた峰山冨美さんの業績を顕彰するこの賞の第1回の受賞者は、広島県福山市鞆の歴史的港湾と町並みの保存に向けて、仲間と共に長年にわたって活動し続けてきた松居秀子さんである。松居さんは、「自分たちの活動は峰山さんに励まされて始まり、勇気をもらって発展してきた。」と受賞の喜びを語り、ゼミ参加者一同もその思いと決意を共有した。

続いて北海道大学教授西山徳明さんの進行で「町並みを次の世代へ」をテーマに地元大内宿の吉村徳男さんと岐阜県白川村の和田正人さんの対談が行われた。地域の伝統行事や茅葺きの伝統技術の継承、保存地区内の交通対策など、両地区での実践が語られ、地域コミュニティの持続と暮らしの発展こそ歴史的町並みと豊かな郷土を次世代に伝える基盤、との認識で一致した。

「各地からの報告」では、開催地からの報告も含めて17もの報告が行われ、火災や震災からの復旧、地域での独自の町並みゼミ開催、修理修景の問題、危機に瀕する歴史的建物の保存への訴えなど、多様な活動状況や直面する課題が呈示された。7会場に分かれてのブロック別会議では、ブロック活動の活発化の課題や各ブロックの固有の課題について討議された。その中では、たとえば伝建地区における修理修景事業のあり方、自治体行政の課題等も浮彫りになった。

2日目は大内宿で2、前沢集落で2、田島地区で1の合計5つの分科会が開催された。

第1分科会は旧大内分校で開催され、「町並み保存と活用」をテーマに5班に分かれて「大内宿の魅力と課題」について、フィールドワークをもとにワークショップ形式で意見を出し合った。「暮らしを含め、建物内部空間の魅力を楽しめる努力とともに、町並み景観への細かな配慮の積み重ねが大切である」という方向性を確認した。

第2分科会は大内集会所で開催され、「人が住み続けられるまち」をテーマとして議論を深めた。町並みの保存のためには地域経済を成り立たせていくことが不可欠であることを確認すると共に、観光の本質は観光客におもねず、「人の生業がしっかりあること」、「衣食住の文化をみがくこと」が基本であるとの思いを共有した。そして「保存という開発」という、私たちの活動の目標を的確に表現する魅力的な言葉も発信された。

第3分科会は前沢交流館で開催され、主に歴史的町並みにおける防火の課題が議論された。出火させない予防がまず大切であること、出火した場合は住民自身による初期消火が重要であることを、前沢地区住民の放水実演も踏まえて明らかにされた。そして、防火は地域の実状に合った適切な対策が重要であることが再確認された。

第4分科会は前沢曲家資料館を会場として、「農村集落の生き残り方」をテーマに開催された。この分科会では、地域の自治・自立の力が重要であり、それは外部との交流によって、より豊かに培われてゆくものであることが確認された。

第5分科会は田島の御蔵入交流館で開催された。まず奥会津博物館にこの地域の過去を訪ね、ワークショップでは田島の現在の町並みを訪ねて、地域の未来を考えた。藻谷浩介さんの基調講演では南会津町の人口動態から見た未来が示され、続いて地元の活動家の二氏からの報告があった。そしてワークショップの結果としてこれまで地元では十分意識されてこなかった田島の魅力と価値が明かにされ、今後の田島のまちづくりに展望を与えた。

 本ゼミを通じ、私たちは、大内宿と前沢集落、そして田島地区を舞台に、保存と暮らしの共存をめぐる様々な課題に取り組んだ。この地域の人々の歴史的町並みや環境の保存と継承への多様な努力と工夫を学び、また全国各地の経験を伝え合った。そして、地域の特性や資源、そして暮らしを大切に継承・発展させようとする私たちの歴史的町並み保存運動が、うわべの経済指標を超えた真の地域振興策となる可能性をも見いだした。

 以上、歴史的町並みをはじめとする文化遺産の保存と活用や環境保全がようやく我が国の経済発展への主要目標の一つとして位置づけられるようになった現在、私たちはそれを積極的に受け止めると共に、コミュニティの絆を大切にする中で保存と暮らしを両立させ、その価値を次世代に伝える努力を、全国の仲間とともに続けていくことを、ここに宣言する。

 

2016年9月11日

第39回全国町並みゼミ参加者一同

 

2016年9月13日

第39回全国町並みゼミ大内・前沢大会を開催しますー終了しました

今年の全国町並みゼミは、福島県の大内宿と前沢集落という2つの茅葺きの重要伝統的建造物群保存地区を中心に開催します。 
大内宿は第9回以来、30年ぶりの開催、エクスカーションでは会津若松や喜多方の見学会も用意しています。
みなさんの参加をお待ちしています。

日時:平成28年9月9日(金)~11日(日)
 会場:1日目 下郷ふれあいセンター(会津鉄道「会津下郷」駅から徒歩約15分)
                      *新白河駅から送迎バスあり)
    2日目 大内宿、前沢集落、田島会場で5分科会
    3日目 御蔵入交流館(会津鉄道「会津田島」駅から徒歩約10分)
        *新白河駅に送迎バスあり

チラシ(表)

チラシ(裏)

募集案内

参加申込書

大内宿 前沢集落_R

 

2016年7月8日

農業共済新聞に寄稿

農業共済新聞(公益社団法人全国農業共済協会発行)1月2週号(1月13日発行)に、福川裕一理事長が寄稿しました。

タイトル:「保存」から「開発」へ

農業共済新聞160113

2016年1月15日

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